紙器部で企画・製造を行っている紙トレーの、試作の段階から生産に至るまでの企画と提案、また、生産時の補助や副資材手配を行っています。 ご依頼内容をそのまま形にするだけではなく、使用用途に沿った最適な原紙や形状をご提案しています。 デスクに座って設計やデザイン、試作をする以外に、安全で高品質な製品を生み出すため、工場での打ち合わせも頻繁に行っています。 自分が企画したものが生産され、製品になるまでを自らの目で確認し、次の提案に生かすことも重要な仕事です。

私は学生時代、グラフィックデザイン学科で主にパッケージデザインを学んでおり、モノづくりに携わる仕事、特に“人の手が触れるもの”を作る仕事をしたいと思っていました。 会社説明会に参加した際、地元の会社から、全国で身近に見ることのできる紙製品が作られていること、また、紙の開発・加工から紙トレー製造まで一環生産を行う会社ということを知りました。 自分が企画したものが形になるまで、全てに関われるところに魅力を感じ、入社を決意しました。

お客様からのご依頼の中で、生産実績のない形状を開発することがあります。実際に工場を動かし何度も生産テストを行い、図面設計時の工夫や、生産時の機械の調整を行うことで、やっと形にすることができました。 形になるまではとても大変でしたが、今までできなかったものができるようになる。という経験は、提案の可能性が広がるきっかけにもなり、やりがいにも繋がっています。私ひとりではなく、社内の様々な方の経験や知識を合わせて課題を乗り越えられた時は、とても嬉しく思います。

社内の多くの人と関わりながら、一緒に製品を作っていける環境です。企画から製品ができるまで、直接見ることができるため、様々な方向から知識を身に付けることができます。 また、専門業務だけでなく、柔軟に新しい業務を行う機会もあります。 初めは不安が多いことも、真摯に取り組んでいると必ず前に進んでいることに気付きます。自信に繋がることはもちろん、視野を広げることができます。 環境にやさしく、様々な形を生み出すことのできる「紙」の魅力を、共に発信していける仲間を探しています。